『回想録』 / Memoirs / Contents

題辞 前書き[略]
1章 ラ・コート・サン・タンドレのこと、最初の聖体拝領のこと、最初の音楽上の感動の経験のこと
2章 父のこと、私の文芸教育のこと、旅への憧れのこと、ウェルギリウスのこと、最初の詩的衝撃のこと
3章 メランのこと、叔父のこと、薔薇色の編上靴のこと、 モン・サン・テナールの木の妖精のこと、12歳の初恋のこと
4章 父による音楽の最初のレッスンのこと、作曲の試みのこと、骨学の勉強のこと、医学に対する嫌悪のこと、パリに出たこと[抄訳]
5章 医学修養の一年のこと、アミュサ教授のこと、オペラ座のある公演のこと、パリ音楽院図書館のこと、抗いがたい音楽への衝動のこと、父の反対のこと、家族との論争のこと
6章 ル・シュウールの門下に加えられたこと、彼の親切のこと、王室礼拝堂のこと
7章 最初のオペラのこと、アンドリュー氏のこと、最初のミサ曲のこと、シャトーブリアンのこと
8章 オーギュスタン・ド・ポンスのこと、彼から1200フランの融通を得たこと、サン・ロック教会での私のミサ曲の初演のこと、サン・テュスタシュ教会での2度目の演奏のこと、ミサ曲を焼却したこと
9章 ケルビーニとの最初の出会いのこと、彼が私を音楽院図書館から追い出したこと
10章 父に仕送りを止められたこと、ラ・コートへの帰省のこと、田舎の人々の芸術及び芸術家についての偏見のこと、私の絶望と父の懸念のこと、私がパリに戻ることに父が同意したこと、母の狂信的な態度と呪いの言葉のこと
11章 パリに戻ったこと、音楽のレッスンをするようになったこと、音楽院のレイハのクラスに参加したこと、ポン・ヌフでの夕食のこと、父が再び仕送りを止めたこと、宥めようのない反対のこと、アンベール・フェランのこと、クロイツェルのこと
12章 コーラスの仕事に応募したこと、その職を得たこと、アントワーヌ・シャルボネルのこと、我々の単身男世帯のこと
13章 最初のオーケストラ作品のこと、オペラ座での学習のこと、私の2人の師匠ル・シュウールとレイハのこと
14章 学士院の試験のこと、私のカンタータが演奏不能と判定されたこと、グルックとスポンティーニに対する崇拝のこと、ロッシーニの登場のこと、ディレッタントたちのこと、私の激怒のこと、アングル氏のこと
15章 オペラ座での夕べのこと、私の布教活動のこと、大騒動のこと、エンスージアズム(熱中)の情景のこと、数学者の感受性のこと
16章 オデオン座でのウェーバーの登場のこと、カスティル・ブラーズのこと、モーツァルトのこと、ラクニスのこと、改作者たちのこと、「絶望して死ね!」
17章 イタリア語のテクストに書かれたオペラに対する先入観のこと、そのことがモーツァルトのいくつかの作品に対する私の評価に影響したこと
18章 シェークスピアの登場のこと、スミッソン嬢のこと、死に至る愛のこと、精神の活力喪失のこと、私の最初の演奏会のこと、ケルビーニのおかしな反対のこと、彼を敗北させたこと、最初のガラガラヘビのこと
19章 効果を上げなかった演奏会のこと、指揮のできない指揮者のこと、歌わない合唱団のこと
20章 パリ音楽院でのベートーヴェンの出現のこと、フランスの作曲家たちの憎悪に満ちた留保意見のこと、ハ短調交響曲がル・シュウールに与えた感銘のこと、彼が自分の型にはまった意見に固執したこと
21章 私の不運、批評家になったこと
22章 作曲コンクールのこと、芸術アカデミーの規則のこと、2等賞を得たこと
23章 学士院の用務員のこと、彼がもたらした情報のこと
24章 引き続きスミッソン嬢のこと、ある募金公演のこと、残酷な巡り合わせのこと
25章 3度目の学士院のコンクールのこと、1等賞が授与されなかったこと、ボイエルデューとの興味深い会話のこと、赤ん坊を揺すってあやすような音楽のこと
26章 ゲーテの『ファウスト』を初めて読んだこと、『幻想交響曲』を書いたこと、無駄に終わった演奏の企てのこと
27章 シェークスピアの『あらし』に基づく幻想曲を書いたこと、その作品をオペラ座で演奏したこと
28章 強烈な気晴らしのこと( Distraction violente )、F.H*** のこと、M*** 嬢のこと
29章 学士院の4度目のコンクールのこと、1等賞を得たこと、7月革命のこと、バビロン攻略のこと、ラ・マルセイエーズのこと、ルージェ・ド・リールのこと
30章 学士院での授賞式のこと、アカデミーの会員諸氏のこと、私のサルダナパルのカンタータのこと、その演奏のこと、起きずに終わった大火事のこと、私の激怒のこと、マリブラン夫人が味わった恐怖のこと
31章 2度目の演奏会を開いたこと、『幻想交響曲』のこと、リストの来訪のこと、我々の交友の始まりのこと、パリの批評家たちのこと、ケルビーニの言葉のこと、イタリアへの出発のこと
(イタリアへの旅)
32章 マルセイユからリヴォルノまでの船旅のこと、嵐のこと、リヴォルノからローマまでの旅のこと、在ローマ・フランス・アカデミーのこと
33章 アカデミーの研究員たちのこと、フェリクス・メンデルスゾーンのこと
34章 悲劇的事件のこと、ローマを出たこと、フィレンツェからニースへ行ったこと、ローマに還ったこと、死者は一人も出ずに終わったこと
35章 ジェノヴァとフィレンツェの劇場のこと、ベリーニの『カプレーティとモンテッキ』のこと、女性が演じるロメオのこと、パチーニの『ヴェスタの巫女』のこと、女性が演じるリキニウスのこと、フィレンツェのオルガン奏者のこと、聖体の祝日(コルプス・ドミニ)の祭りのこと、アカデミーへの帰着のこと
36章 在ローマ・フランス・アカデミーでの日々のこと、アブルッツォ地方での徒歩旅行のこと、サン・ピエトロ大聖堂のこと、鬱ぎ(スプリヌ)のこと、ローマ郊外への遠足のこと、謝肉祭のこと、ナヴォナ広場のこと
37章 山国での狩猟のこと、再びローマの平野のこと、ウェルギリウスの世界の追憶のこと、野生のイタリアのこと、悲嘆の思いのこと、宿屋の舞踏会のこと、私のギターのこと
38章 スビアコのこと、聖ベネディクト修道院のこと、あるセレナードのこと、チヴィテッラのこと、私の銃のこと、我が友クリスピーノのこと
39章 ローマで音楽家が送る日々のこと、サン・ピエトロ大聖堂における音楽のこと、システィーナ礼拝堂のこと、パレストリーナに関する固定観念のこと、サン・ルイ教会における最新の宗教音楽のこと、オペラ劇場のこと、モーツァルトとヴァッカイのこと、ピフェラーリのこと、ローマで私が書いた作品のこと
40章 さまざまな形態の鬱ぎのこと、隔絶の感覚のこと
41章 ナポリへの旅のこと、エンスージアストの兵士のこと、ニシタ島渡航とラザローニのこと、彼らに夕食に招かれたこと、鞭の一打ちのこと、サン・カルロ劇場のこと、アブルッツォの山々を越えローマに歩いて帰ったこと、ティヴォリのこと、再びウェルギリウスのこと
42章 ローマのインフルエンザのこと、哲学の新しい体系のこと、狩のこと、奉公人の怒りのこと、帰国の途に就いたこと
43章 フィレンツェのこと、葬送の情景のこと、ラ・ベラ・スポジーナのこと、快活なフィレンツェ人のこと、ローディのこと、ミラノのこと、カノビアーナ劇場のこと、イタリアの聴衆のこと、イタリア人の音楽性の生来の特質についての管見のこと、彼らが陳腐な華々しさとヴォカリーズに抗いがたく魅了されていること、フランスへの帰還のこと

44—59章(「ドイツへの旅1」、「同2」、「続ロシアへの旅」含む)、追記、後書き、「ドーフィネへの旅」[略]